S35最終660位 初手タスキホワイトキュレム構築2 [剣盾シングル]

 

Q.タイトルの2ってなに?

A.前期の構築(以下)を微調整したパーティであるから。

s34シングル 初手タスキホワイトキュレム構築 最終839位、966位|ポケモンパーティ構築|ポケモン徹底攻略

もしもBWの続編がウルトラブラック・ウルトラホワイトだったらこの構築記事の題名は「ウルトラ初手タスキホワイトキュレム構築」だったかもしれない。

 

要約

シーズン始めは別のパーティを使っていたが全然勝てずこのパーティに戻ってきた。

各調整

グラードン 陽気AS余りH

カイオーガ 臆病CS余りH

キュレム 臆病CS余りH

イベルタル 臆病CS余りB

日ネク   意地HA余りS

ザシアン  陽気H140 B116 S252

 前期との変更点は以下の4点

  1. グラードンの性格を意地っ張りから陽気に(ミス)
  2. ホワイトキュレムの性格を控え目から臆病に → 最速ゼクロム、最速ランドロスや準速イベルタル、s-1黒バドを抜けるようになった。
  3. 日ネクの技フォトンゲイザー地震に → 鋼やゼクロム等への打点となり、ダイアースとして撃てばDも上げられるようになった。
  4. ザシアンの調整をHSぶっぱからHBSに → ザシアンミラーの勝率アップ。

特にホワイトキュレムを最速に変更したおかげでホワイトキュレムが前期よりも使いやすくなった。

タスキホワイトキュレムの初手性能の高さや読みが比較的必要ないことからかなり使いやすいと思った。

 

構築経緯

自分はマーシャドーを持っていないので、良いタスキ枠がいないかと考えていたらホワイトキュレムが強そうだと思った。ほぼ全ての試合を初手ホワイトキュレムにすることに決めてパーティを組んだ。

ホワイトキュレムがザシアンに弱いためこちらのザシアンはザシアンミラーに強い最速ザシアンとした。

もう一体ダイマしなくて強いポケモン、ザシアンの上から動けるポケモンが欲しかったのでスカーフカイオーガを採用した。

ダイマエースとしてイベルタルを採用した。

サイクル構築やゼクロムに対して強いグラードンを採用した。

ザシアン受けの見た目をしているポケモンが欲しかったので日食ネクロズマを採用した。

 

初手タスキホワイトキュレムについて

普通のホワイトキュレムであればザシアン対面で日ネク等に退く必要があり、その際につるぎのまい、身代わり、インファイト、釣り交換などで苦しい展開となってしまう。これらの行動に対してホワイトキュレムの居座りが最も刺さるが、流石にそれはできない。しかしタスキを持たせることによって合法的にザシアン対面で居座れるようになる。この1点だけでかなり使いやすいホワイトキュレムになっている。それ以外にも特性でS判定ができたりカバルドングラードンなどのステロ撒きに強かったり凍える風を採用することで初手ダイジェットや襷ランドロスの展開を許さなかったりと初手出し性能がかなり高い。この型ではカイオーガに対してあまり強くないが、多くの場合カイオーガ側がザシアンに退き、そこに大地の力が刺さるのでこちらの有利な展開となる。ラッキーやサイクルを回すタイプのホウオウなどを除けば何かしら仕事ができるので出し負けといえる対面が少なく強い型であると思う。

 

個体紹介

グラードン

前期は意地っ張りだったが今期は陽気である。

陽気に変更した理由は何も無く、最終戦にてヌオーにダイアースが半分入らなかったため陽気であることが判明した。

ディアルガとの同速勝負に勝った試合があったのでもしかしたら意地っ張りだったら負けが1つ増えていたかもしれない。

 

カイオーガ

テンプレのスカーフオーガ。

 

ホワイトキュレム

前期は控え目だったが構築記事のコメントで背中を押してもらったため臆病に変更した。これによって準速イベルタルや最速ゼクロムのダイジェットや襷ランドロスの展開を防ぐことができるようになり、前期よりも使いやすくなった。

最速に変更したことによる1番の弊害は、H振りザシアンにクロスフレイムが62.3〜74.3%しか入らないことである。これはインファイトを撃ったあとや晴れ下であっても乱数1発となること、身代わりを1回置かれても落とせないことを意味する。このことが気になり前期は控え目で採用していたが、きょじゅうざんを撃たれてもいいという想定で動いているのでこれはあまり問題ではなかった。

技構成は相手のSを下げられる凍える風、安定打点の冷凍ビーム、ザシアンへの最高打点であるクロスフレイム、相手の初手オーガのザシアン交代に刺さる大地の力である。ホウオウに撃つ原始の力や黒バドに撃つシャドーボールなど採用したい技が他にもあり、変更するなら冷凍ビームだと思うがこの4つの技で最後まで戦った。

今期は全試合で初手に出した。前期も初手に出さなかったのは相手のパーティにツボツボやジラーチがいるときのみであった。

ディアルガで初手ダイロックを撃ってきた君のことは忘れない。(前期の構築記事を見ていたのなら嬉しい。)

 

イベルタル

物理型に変更するか、準速に変更するか、不意打ちの枠を変更するか悩んだが、結局前期のまま使い続けた。

 

日食ネクロズマ

ホワイトキュレムがザシアン対面で退かず、代わりに対オーガ性能が落ちている。そのため日ネクは対オーガ、黒バド、イベルを意識してチョッキを持たせた。

前期の構築記事のコメントに従い、フォトンゲイザー地震に変更した。今期はなぜか選出する試合が少なかった。もう少し信用しても良かったと思う。

 

ザシアン

前期の構築記事のコメントに従い、HBSとなっている。噛み砕くが活躍する場面も多くあったが最後までこの技で合っているのかわからなかった。

 

選出

ホワイトキュレム+(グラードンorイベルタルor日ネク)+(オーガorザシアン)

 

重い相手

ホワイトキュレムが不利をとる相手(ラッキーやサイクルを回すホウオウなど)

 →こちらの狙いの展開にならない。

チョッキディアルガの初手ダイマ

 →裏のポケモン圏内までホワイトキュレムが削れない。

 

総括

出し負けが少ない、読み行動は相手が勝手に行い自分はあまりしないという点が読みが苦手な自分に合っていたと思う。

剣盾実質の最終シーズンを5度目の最終3桁で締めくくることができた。次回作のSVもこのまま頑張っていきたい。

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。

剣盾約三年間お疲れ様でした。